【女性向け】オススメの小説家になろう作品【恋愛・ローファンタジー】

本 読んだ本

このコロナの期間、なろう小説にドはまりし、ジャンル問わずとにかくたくさんの作品を読みました。

無料だというのが信じられないくらい、とにかく面白い作品が多い!その中でも、睡眠時間を削って、思わず一気読みしてしまったなろう作品をご紹介します。

異世界、ローファンタジー、恋愛が多めです。

1、本好きの下剋上

あらすじ

香月美夜さん原作の小説です。

本が大好きで、図書館司書として働く予定だった主人公は、命を落としてしまい、気が付くとマインという異世界の少女になっていました。

そして、主人公はその世界では本が普及していないことにショックを受けます。そこで、主人公は幼馴染や家族を巻き込んで、本づくりを始めます。

しかし、マインは体の弱い幼い少女で、無理をするとすぐに寝込んでしまいます。それでも、本への情熱を捨てられず、本で培った前世の知識を使って様々な商売を始めます。彼女の情熱により、周囲も次第に協力的になっていきます。果たしてマインは、本を作れるのでしょうか。

感想

前世の知識があるという点ではチートですが、主人公の体が弱すぎるという大きなハンデを抱えています。しかし、主人公は社交的で頭が良く、コミュニケーション能力もとても高く、周囲の力を借りながら絵空事を本当に現実にしてしまいます。

最初、主人公は周囲との絆ができておらず、欲望に忠実で、自己中心的に周囲を巻き込んでいました。そのせいか、作者の方も最初は主人公の性格が悪いとおっしゃっていました。しかしその後、その世界での居場所を見つけ、時にはぶつかりながらも周りを大切にする主人公の成長もうかがえます。

そして、本づくりの過程がとても丁寧です。ゼロから一を作ることの大変さがえがかれています。遠回りしながらも絶対に諦めないたくましい主人公に、元気をもらえます。

登場人物たちも魅力的です。そして、マインと登場人物たちの掛け合いが独特で、くすっと笑ってしまうシーンもあります。

小説家になろうのサイトで無料で読めるのが、本当に信じられないほどのクオリティです。文庫として図書館や学校にもおいても良いくらい、素晴らしい作品だと思います。

本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~


2、薬屋のひとりごと

あらすじ

日向夏さん原作の、中華系ミステリーです。

花街で育った薬屋の猫猫は人さらいに会い、後宮に売り飛ばされてしまいます。欲望が渦巻く後宮で、猫猫は醜女のふりをして目立たないように働いていました。

猫猫は毒や薬に対して好奇心が抑えられない性格で、昔から様々な薬草や毒を自分の体を使って研究してきました。持ち前の知識と頭脳を使い、寵妃の命を救ったことがきっかけで、男女問わず惑わせるほどに美しい宦官・壬氏に目をつけられてしまいます。

そして、その後猫猫は様々な事件を解決していき、いつしか国家レベルの陰謀に巻き込まれてしまいます…。

感想

この作品はミステリーですが、恋愛要素もありキュンキュンする作品です。

舞台が読み慣れていない後宮だということもあり最初は挫折しそうでしたが、読み進めていくと面白すぎて寝不足になりました。

主人公・猫猫がとにかく魅力的です。普段は冷静で現実的。冷めた目で周囲のいざこざを見ているのですが、好きなことになると好奇心が抑えらない猫猫はとても可愛くて、なんだかんだいって面倒見が良く思いやりのある性格はとても好感が持てます。

常に冷静で賢く可愛い猫猫と、変わりものの猫猫に振り回される美男子・壬氏の、お互い意識しつつも、なかなか進まない二人の関係性がとにかくもどかしいです。

できるだけ完結した小説を読みたいと今までは思っていましたが、この作品はいつまでも続いてほしい、いつまでも二人のやり取りを見ていたいという気持ちにさせてくれます。

ストーリー自体も、後宮の跡継ぎ問題や飢饉など政治の問題が多く、現実ではシリアスな内容が多いです。しかし、猫猫目線で淡々と語られるため、ファンタジーとしてストーリーを純粋に楽しめる作品です。

薬屋のひとりごと

コミックス版です!


3、生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい

あらすじ

のの原兎太さん原作の小説です。舞台であるエンダルジア王国は、スタンピードと呼ばれる森の魔物の氾濫により滅びました。師匠と暮らす錬金術師の少女・マリエラは魔法によって仮死状態となってスタンピードを逃れ、200年後に目覚めました。

200年後の世界ではスタンピードによって迷宮が出現し、滅びた王国跡地には迷宮都市が築かれていました。そして、冒険者や迷宮討伐隊が日々、迷宮攻略を進めています。

マリエラはポーションの値段が高騰していたことから、錬金術師がほとんどいない世界になっていることに気付きます。ひとりぼっちのマリエラは、今にも死にそうなほどボロボロだった奴隷・ルークと出会い、彼と契約し、お店をやりながらのんびりと新しい生活を始めます。

感想

なろう作品の中でも、特に大好きな作品です。登場人物たちの心理描写がとても丁寧で共感ができ、文章も個性が溢れていて素敵です。めちゃくちゃ長いのに読むのを止めらず、睡眠時間が大変なことになりました。

主人公は本当に良い子で、可愛くて癒されます。錬金術師としての腕は一流ですが、自分がスゴイことをしていることに気が付かないのんびりっぷりです。打算を知らず、人を疑わず、ちょっとうっかりしている主人公に、マリエラの周囲の人たちと同じようにちょっとハラハラしていまします。

そして、主人公のナイト的ポジションのルークというキャラクターは、人間味があってとても印象的です。彼はもともとクズ…決して良い人ではないのすが、精神的にも能力的にも圧倒的な成長を遂げるキャラクターです。彼の後悔や心の葛藤が丁寧に描かれており、最初はあまり好きになれませんが、最後には大好きになっているキャラクターです。

シリアスとほのぼのが繰り返されて、平和なだけじゃないのが日常なんだと思わせてくれる作品です。心の美しさ・醜さ、喜怒哀楽・・・あらゆる感情がこの作品に詰まっています。すごく抽象的な情景を、美しく文章で表現できる作者様に脱帽です。

生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい

4、ごめんね、お兄様!

あらすじ

かんなぎさん原作の小説です。主人公は大好きな小説の世界の、大好きな登場人物の妹として転生します。兄は不遇な幼少期を送りながらも、将来は水の大魔術師・ギルフォードとして大成する人物です。

しかし、主人公が転生したギルフォードの妹とは、将来様々な事件を起こす悪役令嬢・オリガでした。主人公は愛する兄のために悪役に徹します。

感想

良い意味で、タイトル詐欺です。とっても軽い気持ちで読み始めて、読み終わったときには放心状態でした。すごい作品を読んだなあ…と、余韻がすごいです。

タイトル同様、最初はわりと軽い感じで始まるのですが、とんでもなく内容が濃く、涙なしには読めない作品です。設定自体は、小説の世界に転生し、チート能力を使って無双する悪役令嬢という、よくあるやつです。しかし、すごく緻密なストーリーと丁寧な心理描写で、他作品とは一線を画しています。主人公や周りの登場人物たちの行動原理が謎なんですが、結末でつながって、ストンと腑に落ちる瞬間があります。

とっても悲しいのに、辛いのに、ページを進める手が止まらない。自分の現実と重ねながら、いろいろことを感じながら読み終えました。

正直、なろうでこんなスゴイ作品を読めるとは思っていなかったです。ぜひ、軽い気持ちで読んでみてください。本当に読んでよかったと思えます。

ごめんね、お兄様!

5、屋根裏部屋の侯爵夫人

あらすじ

伯爵令嬢・オパールは、結婚相手を探すために出た社交会の場で、身勝手な男によって評判を落とされてしまいます。その後、彼女に群がるのは家柄や持参金目合ての男ばかり。

そんな中、公爵・ヒューバートとの結婚を父から命じられます。ヒューバートは社交界で唯一好感を持てた男性であったため、オパールは結婚に応じます。しかし、待っていたのは最低な待遇でした。彼には莫大な借金があり、さらに「大切な女性」を屋敷にかくまっていました。

オパールに屋根裏部屋に自分の部屋を移動し、現状を打破する計画をこっそりと練ります。

感想

恋愛小説ですが、虐げられて可哀そうな令嬢が、白馬の王子様に出会ってうんぬんかんぬん…という話ではありません。とても聡明な女性がたくましく生きて、戦略的、かつ計画的に「ざまあ」していく物語です。

そして、それで終わらないのがこの小説の良いところです。「ざまあ」した後が、この小説のメインだと思います。彼女は相手を思いやり、本当の優しさを持ったうえで、ときには厳しく接するというも併せ持っています。

自分の頭脳を使って困難を打ち破り、道を切り開く。そして、他者への慈悲も忘れない。そんな、優しくたくましい女性の主人公が人間としてかっこいいなあと、感化されるような作品です。

甘々な恋愛小説も好きですが、こういう形の恋愛小説も素敵だな、と新しい形の魅力に気づくことができました。強く賢い女主人公がお好きな方は、ぜひ読んでみてください。

屋根裏部屋の公爵夫人

コミック版です!

まとめ

こんな素晴らしい作品がなろうで読めるなんて、なんてありがたい!と思い、女性の方にオススメのなろう作品を紹介させていただきました。

今後、良い作品があれば追加していきます!

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