ダイエットを成功させるうえで食事や運動はもちろん、精神面も大きく関わってきます。ストレスをためていれば、食べすぎてしまったり、食べ物で解消しようとしてしまいます。運動をする気もおきないでしょう。
ストレスに振り回されずダイエットを行うためには、環境や習慣がとても大切です。
この記事は、ストレスをできるだけ抑えて食べすぎを防ぎ、減量を成功をさせるための方法をご紹介します。
ダイエットしてるのに痩せない原因
甘いものでストレス解消をしている
甘いものはストレス解消になっているように感じますが、実は逆で、ストレスの原因になっていることがあります。
甘いものは依存性があるので注意が必要です。もし甘いものが辞められないのならシュガーホリックかもしれません。甘いものを食べると急激に血糖値が上がります。これを血糖値スパイクと言います。急激に上がった血糖値が下がる際に、ストレスを感じます。そして、また甘いものを食べて解消しようとして、シュガーホリックを引き起こし、余計に情緒不安定になります。
お菓子がいつも家においてあったり、コンビニへ立ち寄る癖がついていたり、栄養を考えず好きなものばかり食べている方は注意しましょう。
甘いものが欲しくなったら、ナッツ類、果物、さつまいも、ヨーグルトなど、栄養があって血糖値を比較的上げないものを食べましょう。また、食べ物を見ると食欲が刺激されるので、手の届く範囲に食べ物を置かないようにし、できるだけコンビニやスーパー、デパ地下のお菓子売り場にも近づかないようにしましょう。
自分へのご褒美は食べ物
頑張った後に食べるコンビニやデパ地下のスイーツ、焼き肉やお寿司など、最高に気分が良いですよね。お酒と一緒だと、もっと気分は良くなります。仕事中だって、お菓子がないとやってられない!と思っている人も多いと思います。
しかし、ご褒美やストレス解消を食べ物でしていては、必要以上に食べすぎてしまったり、辞めたくても辞められなくなったりするので危険です。
また、美味しい食べ物は何度も買うとかなり出費もかさみます。どうせお金をかけるなら、自分へのご褒美は、服やアクセサリー、エステ、化粧品やメイク道具など、自分を高めてくれる物を買うようにしましょう。好きな映画やドラマを見たり、コンサートへ行ってストレス発散するのも良いでしょう。
白い食べ物が好き
カフェラテ、生クリーム、バニラアイス、チーズ・・・などなど、
ダイエットしてるのに痩せない!という人は、ミルク感のある白い食べ物が好きだったりします。こういった食べ物・飲み物は糖質だけでなく脂質も大量です。
白いものが食べたくなったら、豆乳を飲んだり豆腐を食べたりしましょう。
お酒が好き
お酒でストレス発散している方は注意が必要です。
缶チューハイやカクテルなどの甘いお酒はジュースと一緒で、砂糖が大量に含まれています。日本酒やワイン、ビールもカロリーが高いので注意です。
焼酎、ウイスキーなどの蒸留酒を選ぶようにしましょう。
また、おつまみや居酒屋のメニューはダイエットには大敵です。揚げ物やラーメンなどは避けて、お刺身やサラダを注文するようにしましょう。
栄養が不足している
無性に甘いものが食べたくなる、塩辛いものが食べたくなる、脂っこいものが食べたくなる、など食べたくなるもので、不足している栄養素が分かります。
甘いものばかり食べたくなる人は、たんぱく質が足りていない可能性があります。甘いものではなく、赤身の肉、魚、豆類、卵、乳製品を取るようにしましょう。
塩辛いものが食べたくなる人は、ミネラルが足りていない可能性があります。ミネラルは、海藻、魚、魚介類、野菜など幅広い食品に含まれています。
脂っこいものが食べたくなる人は、カリウムが足りていない可能性があります。カリウムは、野菜、果物、イモ類、海藻などに多く含まれます。
栄養の偏りを防ぐためには、野菜、タンパク質、脂質、炭水化物を普段からバランスよく食べる必要があります。外食やインスタント食品では栄養は偏ってしまうので、できるだけ自炊するようにしましょう。
ストレスを抑えて楽に痩せる方法
水を飲む
食べても食べてもお腹がすく。甘いものが無性に食べたくなる。その原因、水分不足です。体が無意識に、水分不足を食べ物によって補おうとしているのです。
一番簡単なダイエット方法なので、とにかく一日1、5リットルの水を飲むようにしましょう。(水のとりすぎは腎臓に負担がかかるので注意してください)
アロマを焚く
香りは心に作用します。リラックス効果のあるアロマを焚いたり、アロマキャンドルを使うことでストレスを和らげることができます。
心を安定させ、ストレスを緩和してくれるアロマオイルは、ラベンダー、ベルガモット、フランキンセンス、ネロリなどがあります。
また、シダーウッド、ローズマリー、ペパーミントなどのすっきりした香りも、食欲を抑えてくれるためおすすめです。
姿勢を正して深呼吸をする
姿勢が悪いと呼吸が浅くなり、血行が悪くなって、ネガティブな気持ちになりやすくなります。
深い呼吸をするだけでストレス解消になります。気持ちが落ち込んだとき、イライラしてしまうときは、姿勢を正し深呼吸をしてみましょう。
湯船に浸かる
体が冷えていると、不安になったりネガティブな気持ちになりやすくなります。
湯船に浸かって体を温めてあげるだけでストレス解消になり、疲れもとれやすくなります。また、睡眠の質も向上するため、毎晩シャワーだけでなく、ちゃんと湯舟に浸かる習慣をつけてみてください。
セロトニンを増やす食べ物をとる
イライラしたときに必要なのは甘いものではありません。幸せホルモンであるセロトニンを増やす食べ物をとることが大切です。セロトニンが含まれる食べ物は、牛肉、卵、乳製品、大豆製品、ナッツ、バナナ、まぐろ、かつおなどがあげられます。
よって、仕事の休憩中など手軽に摂れる、牛乳や豆乳、ナッツがオススメです。ただし、無糖のものを選びましょう。
不安が強く心配症の方や感情の波が激しい方は、気持ちを穏やかにするセントジョーンズワートがおすすめです。
軽い筋トレをする
ジムに行く必要はなく、スクワットや腹筋、腕立てなど軽い自重トレーニングで大丈夫です。
筋トレをすることで、筋肉量が上がり、体が冷えにくくなります。体が冷えにくいと、メンタルが安定し、ドカ食いを防ぐことができます。
また、筋肉量が上がることによって、基礎代謝が上がり、何もしなくてもカロリーを消費するといった体質をつくることができます。
筋肉量を上げるためには、筋トレだけではなく、毎日の食事でタンパク質をしっかりと取ることも大切です。
小腹がすいたらナッツやフルーツを食べる
お腹がすいたら甘いおやつを食べていたという方は、ナッツやフルーツに置き換えてみてください。
ナッツは抗酸化作用があるだけではなく、食物繊維が豊富なので便通を改善してくれます。フルーツは糖質は高いですが、血糖値スパイクが比較的緩やかで、ビタミンなどの栄養が豊富です。しかし、どちらもカロリーが高いため、食べすぎないようにしましょう。
また、どうしても甘いものが食べたくなった方にオススメなのが、てんさい糖や黒糖、ラカントを使ったお菓子を手作りするという方法です。また、バナナを甘味として使ってパンケーキやパウンドケーキを作っても美味しくおやつを食べることができます。
こまめにストレッチをする
ストレッチは血行を良くし、リラックス効果があります。
まず、朝起きたとき、仕事の休憩中、夜寝る前など、気付いたときにストレッチをする習慣をつけることで、1日の疲れ方が全然違います。こまめにストレスをして、ストレス解消してあげましょう。
飲み物はカフェインレスを選ぶ
できるだけコーヒーをひかえて、黒豆茶、ルイボスティー、麦茶、ハーブティーなどのノンカフェインのお茶を選ぶようにしましょう。
睡眠の質が落ちるため、コーヒーが好きな方も1日2杯以下にして、夕方以降は飲まないようにしましょう。
栄養をバランスよく取り入れる
心には、栄養バランスが大きく作用します。必要な栄養素がしっかりと取れていると、食べすぎを防ぐことができます。
特に鉄分が足りていない方は、イライラしたり落ち込んだり、うつ状態になったりもします。肉、魚、卵、豆類、海藻類をしっかり食べましょう。
食事でとるのが難しいという方は、足りない栄養素を補助してくれるサプリメントやプロテインがオススメです。
まとめ
ここで紹介したことはシンプルですが、これらを続け、悪い習慣を辞めることで、驚くほど簡単に痩せられます。とはいえ、習慣を変えるのは難しいとは思いますので、長い時間をかけて習慣をあらためる必要があります。
急激な体重の増減は老化にもつながるため、ダイエットは数年かけて行うようにしましょう。
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