勉強、仕事、ダイエット、健康、生活など…あらゆる場面で、重い腰を上げることができなかったり、また明日と先延ばししてしまったり、いつかやろうと思って何年もたってしまったという経験はありませんか?
今ここで行動を起こさなければ、「あのときもっと頑張っていれば…」と後から後悔することになります。
あなたの目標を達成するためには、その日の気分に振り回されないことが大切です。また、自分の行動をコントロールする方法を知ることが大切です。
この記事は以下のような方に向けて、モチベーションアップの方法をご紹介します。
- 頑張りたいのにいつも無気力でやる気が出ない
- やるべきことがあるのに娯楽に逃げてしまう
- モチベーションを高めるために本や映画を見るが長続きしない
- 取り掛かるまでがとにかく長い
やる気は頑張って出す必要ない
私自身、めちゃくちゃ怠け者です。夏休みの宿題や試験勉強は期限前日に慌ててやるし、できれば好きなだけ寝て、好きな時間に起きて、一生本とか読みながら暮らしたいです。
しかし、楽をするために勉強や仕事を頑張りたいという気持ちもあります。そして、試験や課題、仕事においてやる気がないことで悩み、「なんとかしてやる気を出さなくては…!」と気合で何とかしようとしていました。また、やる気が出る本やマンガ、映画などに頼っていた時期もあり、気持ちだけめちゃくちゃ高まったものの、結局行動に移さなかった経験が星の数ほどあります。
モチベーションを維持する方法をいつも探していましたが、気合や根性、やる気のでるコンテンツは無駄だったと分かりました。
特に頭がいいでもなく、根性もなく、めちゃくちゃ意志の弱い私ですが、高3の学年順位ほぼ最下位から、半年ほど毎日10時間勉強して関関同立レベルの大学に受かりました。そして、大学生時代に遊び呆けながらもTOEIC700点、簿記3級、Excel表計算処理技能認定試験1級をとることもできました。最近では仕事をしながら10キロのダイエットに成功し、ブログ記事を約100記事書き上げることもできました。
それでは、無理せずやるべきことに取り掛かれる方法をご紹介します。
怠け者でもモチベーションを保てる方法
今していることを辞める
とてもシンプルです。今やっていることを辞めて、やるべきことを始めればいいのです。
例えば、今スマホを触っているあなたは、今はスマホを触るのに忙しいから、やるべきことはできない、後回しにしようと考えているはずです。すぐにスマホを閉じて、何もすることがなくなると、やるべきことを始められるでしょう。
こういったものにスマホやゲーム機をぶち込みましょう。
「忙しい」「時間がない」が口癖の人の大半は、案外時間が余っているはずです。なんとなくスマホやテレビを見ている時間、だらだらしゃべっている時間など、時間はあるのに、やるべきことから逃げて、やらなくてもいいことで時間をつぶしています。こういったものが無意識に習慣になってしまうと、時間をゴミ箱に捨てていることになります。
こういった習慣を今すぐに辞めて、何もせずにただぼんやりしてみてください。とても暇だと感じるはずです。そして、しばらく何もしないでいると、動きたくなってくるはずです。
まずは、スマホを閉じることから始めてみてください。
机に座る習慣を作る
勉強を習慣にしたいなら、毎日机に座る習慣をつけるところから始めてください。何をしてもかまわないので、1時間は座ると決めておいてください。座る習慣がついたら、次は参考書や教科書を開く習慣をつけます。少しずつハードルを上げていけば、いつしか何時間も机に座って勉強できるようになっているはずです。
ハードルを思いっきり低く設定して始めることで習慣がつきやすくなり、習慣をつくると負担やストレスなく、やるべきことに取り組むことができます。顔を洗ったり歯磨きしたりするように、むしろやらなければ気持ち悪いと思うようになるはずです。
習慣を作るうえで気を付けたいのは、環境を整えることです。例えば、運動を習慣にしたいのに、ジムが家から1時間も離れていれば長続きしないでしょう。近くのジムに通い、トレーニングウェアやシューズをすぐ持ち出せる場所においておくことが大事です。
勉強をしたいなら、座ったらすぐに勉強ができるように、参考書やノートだけをセットしておくようにしましょう。逆に言うと、漫画やゲームは取り出しにくい場所にしまっておくことで、悪い習慣を断ちきることができます。
そして、切りのいいところで終えずに中途半端な状態で終わることで、次始める時にすんなりと始めることができます。
何かを達成するのに実はやる気は必要ありません。習慣さえあれば、やる気がなくても努力しなくても目標を達成できるのです。
5分だけやってみる
面倒だな、気が重いな、明日にしようかな…。そう思って行動に移せないときに効果的な、とても良い方法があります。それは、「5分だけやろう」と決めて、何かを始めることです。
やる気が出ないときは、やる気がないから動けないのではなく、動かないからやる気が出ないのです。ずっと座っていたり、寝転んだりしていると全身に血が回らないため、余計になんのやる気もなくなってしまいます。
5分だけ勉強しよう、5分だけ仕事しよう、5分だけ歩こうと決めて取り掛かると、やる気が湧いてきます。
気が乗らないことは、取り掛かるまでが一番大変です。しかし、一度取り掛かってしまえば、動くのを渋っていたのが嘘のように、作業がはかどったりもします。なぜもっと早く行動しなかったのかと、あとから疑問に思うほどです。
5分だけやって、それでもやる気が出ないときは本当に疲れている可能性があるので、諦めて寝ましょう。
明確な目標を意識する
何もやる気が出ない時、そもそも何のために頑張りたいのかを考えてみてください。
勉強も仕事も運動も、普通にやっていればそれなりに生きていけます。まったく頑張らなかったとしても、必要最低限の生活くらいはできます。
それでも、頑張りたい理由は、あなたは人生をよりよくしたいからではないでしょうか。
必ず実現したい夢があったり、今いる状況を乗り越えたいと思っていたり、様々な願望があると思います。
その願望を実現するために、何をいつまでに達成したいのか、誰のために頑張りたいのか、目標はできるだけ明確にしておく必要があります。また、その目標のために、どんな段階を踏むのか道筋を立て、具体的な行動を決めておく必要があります。
目標はあるけど、それでもやる気が起きないのであれば、目標設定が自分の本当の望みとかけ離れている可能性があります。
- なんとなく必要だと思うから…
- みんなやっているから…
- 親や先生に怒られるから…
そういった理由では、やる気が出ないの当たり前です。また、人に認められたいから、親からの期待や世間体といった、他人の目を気にして立てた目標も同じく、徐々に辛くなってくると思います。
大切なのは、自分がどうなりたいかを自分で決めることです。
夢もなく目標も見つからないという方は、いろんな選択肢を探り、これならできそう、やってみたいということを実際にやってみてください。違うと思ったら引き返して大丈夫です。そうすることで自己理解にもつながり、自分自身の道が見えてくるはずです。
人間、いつ人生の終わりが来るか分かりません。突然健康を損なうかもしれません。
自分の時間は有限だということを常に心に留めておけば、やる気が起きなくてだらだらしてしまう時間をもったいないと感じるはずです。
行きたくもない飲み会へ行ったり、スマホゲームやYouTubeに何時間も費やしたり、SNSで承認欲求を満たしたり、仕事を断れずサービス残業したり、不平不満や愚痴や悪口を言い続けたり、他人の言動を気にしていつまでもくよくよしたり、芸能人の不祥事にコメントしたり・・・
このような無駄な時間を過ごし、自分の時間を失ってから後悔するときのことを想像してみてください。目標に向かって行動し続け、それを達成した人生の方がより満足いくものになるはずです。
目標を明確にし、計画を立てる際に手帳やノートを使うことでより実行に移しやすくなります。
こちらは大谷翔平選手も学生時代に設定したオープンウィンドウ64が書き込める手帳です。
女性の方はシンデレラノートを作ってみると、楽しみながら目標達成することができます!
楽しめるよう工夫する
どんなことでも、楽しい!と思える瞬間がないければ長続きしません。どうすれば楽しむことができるか、工夫することが重要です。
私は大学受験のときに歴史が苦手でした。とりあえず勉強したくなかったので、勉強を諦めてマンガを読むことにしました。子供向けの歴史漫画、少年漫画や青年漫画を読み、漫画がないときは自分で漫画を描きました。フィクションだったとしても興味が持てたりつながりが見えてくるので、十分役に立ちます。そのおかげで歴史の勉強が全く苦ではなくなり、一番好きな教科になりました。
こちらは私が大好きな漫画です!世界史が大好きになります!
英語も同じで、ただ問題集を解くだけでは飽きてしまうので、大好きな海外ドラマや映画を見て勉強をしました。大好きな映画のフレーズを丸覚えしたり、大好きな洋楽の歌詞をノートにメモして、和訳したりもしました。
映画やドラマを見ていて、単語帳で覚えた単語が出てきたときには、「これ、さっきやったところだ!」と進〇ゼミ的なアハ体験ができるので、まったく英語の勉強が苦になりません。
思い切って休む、遊ぶ
睡眠時間は足りていますか?忙しすぎて休めていない、ということはありませんか?寝る暇を削って努力しろ的な成功者の発言をよく見ますが、ショートスリーパーでない限り睡眠時間が足りていなければ、いくら頑張っても成果が出ません。6~8時間の睡眠をとり、しっかり疲れをとってあげることで、やる気が自然に湧いてきます。
体と心が疲れていると、そもそもやる気は起きません。無理をして体や心を壊さないよう、活動を停止する機能が人間にはもともと備わっているからです。
疲れがたまっているときは、やる気が起きないからと言って自分を責める必要はありません。そういうときはあっさりとあきらめて、しっかり睡眠をとってリラックスした時間を過ごしたり、好きなことをしたり、人と話したりして、一度頑張ることから離れてみましょう。
思いっきり休んだり遊んだりしたあとは、自然に頑張ることができます。逆に、無理をして頑張りすぎると、気が緩んで何も手につかなくなることもあります。
受験後にまったく勉強しなくなる大学生や、過酷なダイエット後にリバウンドする人のように、あまりに負荷が大きすぎると、必ずその反動が来ます。頑張りすぎて息抜きがうまくできていないと、必死で頑張ったことも水の泡になります。
やる気を高め、努力することも大事ですが、体調や心の管理もしっかり行うようにしましょう。
甘いもの、カフェインを控える
モチベーションを維持するために、食事にも気を配っていますか?栄養は脳に影響するため、食事は特に大切です。
炭水化物や脂質の多い食事、糖質のとりすぎ、カフェインのとりすぎは無気力の原因になります。また、鉄分が不足していると無気力になり、何もやる気が起きなくなります。
たんぱく質を中心に、野菜、海藻、炭水化物、脂質などバランスよく摂取するようにしましょう。外食やインスタント食品を控え自炊することが望ましいですが、バランスのよい栄養を摂るの難しいという方はプロテインやサプリメントがオススメです。
女性の方はこちらがオススメです。
疲れが原因で何もやる気が起きないという方は、疲労回復に効くビタミンBやビタミンCを毎日とるようにしましょう。
まとめ
ここまで、やる気を出す方法を紹介していきました。やる気は気持ちや根性の問題ではなく、習慣を変えることで自分でコントロールできます。
やる気が起きないことで悩んでいる方は、行動をする前に、しっかり睡眠や食事をとり、環境を整え、何のために頑張りたいのか考えをまとめてから、少しずつ行動に移すようにしてみてください。
ぜひ、今回紹介した内容を、勉強や仕事、健康や生活に役立ててみてください。
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